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和歌山県の林業補助金【令和8年度】造林・作業道・就業支援の一覧と窓口

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和歌山県の林業補助金【令和8年度】造林・作業道・就業支援の一覧と窓口
和歌山県の林業補助金【令和8年度】造林・作業道・就業支援の一覧と窓口

この記事は2026年10月1日時点の公式情報に基づきます。

「和歌山県で山を持っているけれど、間伐や植え替えの費用に補助金は出るのだろうか」とお考えではありませんか。

林業の支援制度は、国・県・市町村の事業が重なり合っていて、制度名を知らないと探せないのが実情です。

結論を先にお伝えします。

  • 森林整備(植栽・下刈り・間伐)は「造林補助制度」が柱で、県の案内では補助率40%、森林経営計画があれば査定係数1.7です。
  • 作業道は定額補助(中距離集材作業道は4,500円/m以内、簡易作業道は2,200円/m以内)、設備投資には無利子の林業・木材産業改善資金があります。
  • 林業に就業したい方には、農林大学校の研修生向けに最大142万円/人・年の給付金が案内されています。

この記事では、和歌山県が公開している「林業支援ナビ」と各制度ページをもとに、目的別の制度一覧・金額・窓口・申請の進め方を整理しました。和歌山県の公式ページに金額の記載がない制度は、その旨を正直に書いています。最後の「落とし穴」まで読むと、問い合わせ前に準備すべきことが分かります。

和歌山県内の杉・ヒノキの人工林
写真: 663highland / Wikimedia Commons (CC BY 2.5)

和歌山県の林業補助金の全体像|目的別に4つに分かれる

和歌山県の林業向け支援は「森林整備」「機械・基盤整備」「担い手・就業」「資金(融資)」の4系統で探すと迷いません。

和歌山県は公式サイトに林業支援ナビを設け、林業者が使える支援策を目的別に一覧化しています。ここに載っている制度のうち、林業の現場に直接関わるものを下の表にまとめました。

項目 内容
制度名 和歌山県の林業向け補助金・給付金・融資(造林補助制度、低コスト林業基盤整備サポート、低コスト作業システム整備、緑の青年就業準備給付金、林業・木材産業改善資金 ほか)
実施主体 和歌山県(農林水産部 森林林業局)。国の森林整備事業・「緑の雇用」事業を活用する制度を含みます
対象者 森林所有者、森林組合、林業事業体、木材関連事業者、林業への就業希望者(制度ごとに異なります)
補助率・上限 造林補助:補助率40%(査定係数1.7または0.9)/作業道:4,500円/m以内・2,200円/m以内の定額/就業準備給付金:最大142万円/人・年/改善資金:無利子、林業は個人1,500万円・会社3,000万円・団体5,000万円が貸付限度
申請期間 制度ごとに異なります。令和8年度(2026年度)の募集時期は各担当課・振興局林務課でご確認ください
窓口 県庁 森林整備課(073-441-2976)、林業振興課(073-441-2960)、各振興局林務課、わかやま林業労働力確保支援センター(0739-83-2022)
公式URL 和歌山県 林業支援ナビ

林業・木材産業改善資金は無利子でも「貸付」で、補助金とは異なり返済が必要です。

森林整備の補助金|和歌山県の造林補助制度は補助率40%

植栽・下刈り・間伐などの施業は造林補助制度が中心で、森林経営計画の有無で査定係数が1.7か0.9かに分かれます。

造林補助制度の対象と補助率

和歌山県の造林補助制度のページによると、対象となる施業は人工造林、樹下植栽、下刈り、枝打ち、除伐、保育間伐、間伐、更新伐、一貫作業、付帯施設整備、森林作業道整備です。

交付対象は、森林経営計画等の認定を受けた方や、特定間伐等促進計画の実施主体になっている方です。森林経営計画とは、森林所有者などが自分の森林について伐採や造林の予定を5年単位でまとめ、市町村長などの認定を受ける計画のことです。

区分 査定係数 補助率
森林経営計画を作成している場合 1.7 40%
計画を作成していない人工造林等 0.9 40%

人工造林・樹下植栽・下刈りは計画の認定がなくても対象になりますが、補助額は減額されます。補助額のもとになる標準単価は、作業内容ごとに県が毎年定めています。県ページで公開されている単価表は令和7年度版(適用期間:令和7年7月1日〜令和8年5月31日)で、令和8年6月以降に適用される単価は県森林整備課のページでご確認ください。

林業支援ナビに載っている森林整備系の事業

林業支援ナビには、造林補助のほかにも次の事業が掲載されています。補助率や上限額はナビ上に記載がないため、担当班への確認が必要です。

事業名 対象者 内容 担当・電話
森林環境保全林整備事業 森林所有者、森林組合、林業事業体等 植栽・間伐等の森林施業への支援 森林整備課 森林づくり班 073-441-2976
森林資源管理活用事業 森林組合、林業事業体等 主伐時の集材・再造林、搬出間伐への支援 森林整備課 森林づくり班 073-441-2981
花粉の少ない森林転換促進事業 森林所有者、森林組合、林業事業体等 スギ人工林を他の樹木へ植え替える施業への支援 森林整備課 森林づくり班 073-441-2981
紀の国森づくり基金活用事業 市町村、森林所有者、森林組合、林業事業体等 広葉樹植栽、森林病害虫対策等への支援 森林整備課 森林づくり班 073-441-2981
「山の恵み」活用人材支援事業 森林組合、農協、生産者グループ等 紀州備長炭、シイタケ等の原木林整備に対する支援 林業振興課 林業担い手班 073-441-2991

計画づくりの前段を支える交付金

森林整備地域活動支援交付金制度は、施業そのものではなく、森林経営計画を作るための情報収集、合意形成、森林境界の明確化、森林所有者の探索といった活動を支援する制度です。市町村長と協定を結んだ森林所有者や森林組合等が対象で、活動の実施状況を市町村長が確認したうえで交付されます。県ページには令和8年度版のパンフレットが掲載されています。交付単価はパンフレットまたは林業振興課(073-441-2960)でご確認ください。

作業道・林業機械の補助金と融資|和歌山県は作業道が定額補助

作業道は1mあたりの定額補助、高性能林業機械は購入費の一部助成、設備投資には無利子融資という組み立てです。

低コスト林業基盤整備サポート(作業道)

低コスト林業基盤整備サポートは、森林組合・林業事業体等が行う搬出間伐等に必要な作業道の整備と、既設作業道等の機能向上を支援する事業です。県ページには令和6年4月1日施行の補助金交付要綱・実施基準が掲載されており、補助額は次のとおりです。

区分 補助額
中距離集材作業道(幅3.5m) 定額 4,500円/m以内
簡易作業道(幅2.0〜3.0m) 定額 2,200円/m以内
既設作業道の機能向上 定額(工種により異なる)

「以内」とあるとおり上限額であり、実際の交付額は審査・査定を経て決まります。令和8年度の募集状況は林業振興課(073-441-2960)でご確認ください。

低コスト作業システム整備(林業機械)

低コスト作業システム整備は、高性能林業機械の導入に対する支援です。林業支援ナビでは、森林組合・林業事業体等を対象に「先進的な林業機械等の購入に必要な費用の一部を助成します」と案内されています。補助率・上限額・対象機種・募集時期は公式ページに記載がありませんので、購入を検討する段階で林業振興課(073-441-2960)へご相談ください。

無利子の林業・木材産業改善資金(融資)

林業・木材産業改善資金は、森林所有者、林業労働従事者、森林組合、木材製造業、木材卸売業等が対象です。新規事業の開始、新しい生産方式・販売方式の導入、安全衛生施設や福利厚生施設の導入など、経営改善に必要な設備・機械の導入に使えます。

項目 内容
利率 無利子(違約金は年12.25%)
貸付限度額(林業) 個人1,500万円/会社3,000万円/団体5,000万円
貸付限度額(木材産業) 1億円
償還期間 最長10年の均等年賦。最長3年の据置期間を設定可能

貸付には審査があります。運転資金が必要な場合は、低利融資の「木材産業等高度化推進資金」(林業振興課 調整班 073-441-2960)も林業支援ナビに掲載されています。

林業振興課・森林整備課がある和歌山県庁
写真: Mont Blank rich / Wikimedia Commons (CC0)

和歌山県で林業に就業する人への支援|給付金は最大142万円/人・年

就業希望者には、農林大学校での1年間の研修と、その期間の生活を支える給付金、無料の職業紹介がセットで用意されています。

緑の青年就業準備給付金

県の「和歌山で林業をやってみたい」ページによると、緑の青年就業準備給付金は和歌山県農林大学校林業研修部 林業経営コースの研修生が対象です。林業支援ナビでは、支援内容が研修生活に必要な生活資金(142万円/人・年)と安全保護具の購入と案内されています。県のリーフレットでは、交付額は「最大142万円(人・年間・11か月)」と表記されています。

項目 内容
コース区分 青年コース:満45歳未満/支援コース:満45歳以上〜満55歳未満
主な要件 常勤の雇用契約を結んでいない、他の給付等を受けていない、過去にこの給付金を受けていない、研修修了後1年以内に林業分野へ就業を希望、国税・県税・市町村税に未納がない
返還に関わる条件 適切な研修受講、修了後1年以内の就業、継続就業(青年コースは県内外問わず、支援コースは県内で2年以上)
問い合わせ 林業振興課 林業担い手班 073-441-2991

条件を満たさなくなった場合は返還の対象になり得る制度です。申し込む前に要件の原文を必ず確認してください。

農林大学校林業研修部と「緑の雇用」

農林大学校林業研修部(上富田町生馬1504-1、0739-47-4141)の林業経営コースは、研修期間1年間(約210日)で14の資格取得を目指す内容です。すでに働いている方向けのスキルアップコースもあります。

就業後の育成は、国の「緑の雇用」事業(林野庁)が柱です。わかやま林業労働力確保支援センターは、無料職業紹介、就業相談、体験講習のほか、「緑の雇用」のフォレストワーカー研修(3年間のOJT)を案内しています。事業体側が新規就業者を受け入れる際の支援内容は、県の林業担い手育成のページに金額の記載がないため、同センター(0739-83-2022)または林業担い手班にお問い合わせください。

農林大学校林業研修部と林業労働力確保支援センターがある上富田町
写真: アラツク / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

和歌山県の林業補助金の窓口|山のある地域の振興局林務課へ

最初の相談先は、山林や事業所のある地域を管轄する振興局の林務課です。

県ページ(林業・木材産業改善資金の窓口一覧)に掲載されている各振興局林務課の電話番号は次のとおりです。造林補助制度の申請窓口も、県庁森林整備課と各振興局林務課と案内されています。

窓口 電話番号
海草振興局 林務課 073-441-3366
那賀振興局 林務課 0736-61-0015
伊都振興局 林務課 0736-33-4910(造林補助制度のページでは0736-33-4911)
有田振興局 林務課 0737-64-1263
日高振興局 林務課 0738-24-2912
西牟婁振興局 林務課 0739-26-7911
東牟婁振興局 林務課 0735-21-9612

どの振興局がどの市町村を管轄するかは、和歌山県の公式サイトでご確認ください。また、森林整備地域活動支援交付金は市町村長との協定が前提のため、市町村の林務担当課も窓口になります。市町村が独自に林業の支援を設けている場合もあるため、山林のある市町村にも併せて確認すると漏れを防げます。

申請までの基本の流れ

  1. 山林の所在地・面積・樹種・やりたい作業を整理する(登記や森林簿の情報があると話が早く進みます)
  2. 振興局林務課または地域の森林組合に相談し、該当する制度と募集時期を確認する
  3. 森林経営計画の有無を確認し、必要なら計画づくりから始める
  4. 交付要綱・様式に沿って申請し、交付決定を受けてから着手する
  5. 事業完了後に実績を報告し、検査・確認を経て補助金を受け取る

上の流れは一般的な手順です。正確な手続きは各制度の交付要綱でご確認ください。

和歌山県の林業補助金でよくある落とし穴

制度の対象であっても、計画の有無・着手のタイミング・資金繰りの3点でつまずく例が多くあります。

  • 森林経営計画がないと査定係数が下がる:造林補助は計画ありで1.7、なしの人工造林等で0.9と、同じ補助率40%でも受け取れる額に差が出ます。枝打ちや間伐などは計画等の認定が前提です。
  • 単価表は年度で変わる:標準単価は県が毎年定めます。前年度の単価で資金計画を立てると、差額が生じる可能性があります。
  • 補助金は後払いが基本:事業を終えてからの交付になるため、その間の資金は自己資金や融資で手当てする必要があります。
  • 交付決定前の着手に注意:補助金は一般に、交付決定の前に始めた事業が対象外になることがあります。着手の時期は必ず窓口に確認してください。
  • 給付金には返還条件がある:緑の青年就業準備給付金は、研修の受講状況や修了後の就業が条件です。

よくある質問

和歌山県の林業補助金について、問い合わせの前に押さえておきたい点をまとめました。

和歌山県の林業補助金は個人の山林所有者でも使えますか?

造林補助制度は、森林経営計画等の認定を受けた方や特定間伐等促進計画の実施主体が交付対象です。人工造林・樹下植栽・下刈りは計画の認定がなくても対象になりますが、補助額は減額されます。個人で申請するか森林組合に施業を委託するかは、お住まいの地域の振興局林務課または森林組合にご相談ください。

造林補助の補助率はいくらですか?

和歌山県の造林補助制度のページでは、補助率は40%、査定係数は森林経営計画を作成している場合が1.7、作成していない人工造林等が0.9と案内されています。標準単価は作業内容ごとに県が毎年定めるため、最新の単価表は県森林整備課のページでご確認ください。

林業機械を買うときに使える和歌山県の制度はありますか?

県の林業支援ナビには、森林組合・林業事業体等を対象に先進的な林業機械の購入費用の一部を助成する「低コスト作業システム整備」が掲載されています。補助率・上限額・募集時期は公式ページに記載がないため、林業振興課(073-441-2960)へお問い合わせください。設備導入には無利子の林業・木材産業改善資金も用意されています。

和歌山で林業に転職する場合、生活費の支援はありますか?

和歌山県農林大学校林業研修部の林業経営コース研修生を対象に「緑の青年就業準備給付金」があります。県の林業支援ナビでは研修生活に必要な生活資金として142万円/人・年(県リーフレットでは最大142万円)と安全保護具の購入支援が案内されています。年齢区分や修了後の就業など返還に関わる要件があるため、林業振興課林業担い手班(073-441-2991)で最新の要件をご確認ください。

どこに相談すれば自分に合う制度が分かりますか?

森林整備や融資は山林のある地域を管轄する振興局林務課、就業や求人はわかやま林業労働力確保支援センター(0739-83-2022)、制度全体は県庁の林業振興課・森林整備課が窓口です。山林の所在地・面積・やりたい作業を伝えると、該当する制度を案内してもらいやすくなります。

まとめ|和歌山県の林業補助金は「目的」と「窓口」から探す

和歌山県の林業向け支援は、森林整備(造林補助)・作業道と機械・就業・融資の4系統です。最初の相談先は振興局林務課、就業はわかやま林業労働力確保支援センターです。

いずれも要件を満たし、審査を経たうえでの交付です。令和8年度(2026年度)の募集時期や最新の単価は、必ず和歌山県の公式ページと各窓口でご確認ください。

この記事は2026年10月1日時点の公式情報に基づきます。


この記事の制作・監修
河原 将太(株式会社Tip 代表取締役社長)
国・和歌山県・各市町村の公式情報(公募要領・公式サイト)を確認したうえで制作しています。補助率・上限・締切は年度や公募回で変わるため、最新は各実施主体の公式サイトでご確認ください。 運営者情報 / 補助金を使ったWeb集客の無料相談(30分)
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