「和歌山県上富田町で事業をしているけれど、うちが使える補助金はどれだろう」「田辺市や白浜町の制度は見つかるのに、上富田町の情報だけがまとまっていない」。そんなお悩みはありませんか。
上富田町(かみとんだちょう)は和歌山県西牟婁郡にあり、田辺市と白浜町に挟まれた人口約1万5千人の町です。周辺市町と比べて公式サイトの情報が分散しているため、町・県・国のどこに何の制度があるのかを一度に見渡すのが難しいのが実情です。
先に結論をお伝えします。
住民は「住宅耐震改修(上限150万円)」「合併処理浄化槽(5人槽33万2千円)」「太陽光・蓄電池(令和8年度は受付終了)」が町独自の主力制度です。
農業は国の「経営開始資金」を県・町経由で申請します。
この記事では、上富田町公式サイト・和歌山県公式サイト・中小企業庁・農林水産省・商工会地区事務局の一次情報だけをもとに、事業者向け/住民向け/農業向けの一覧表→注目制度3つの解説→申請の共通手順→よくある質問の順にまとめます。読み終えたときに「自分はどの窓口に、いつまでに、何を持って行くか」が決まる構成にしました。
この記事は2026年9月26日時点の公式情報に基づきます。金額・締切は年度途中で変わることがあるため、申請前に必ず各制度の公式ページ(本文中リンク)でご確認ください。

上富田町の補助金は「町・県・国」の3層で探すと漏れがない
上富田町で使える制度は、町独自のものは意外と少なく、県と国の制度を「上富田町の窓口から申請する」形が中心です。
まず全体像を押さえましょう。補助金・助成金は実施主体によって3層に分かれます。
- 町の制度:上富田町役場が独自に交付するもの。住宅耐震改修、合併処理浄化槽、太陽光・蓄電池、小規模事業者向け利子補給金、教育奨学金など。窓口は役場の各課です。
- 県の制度:和歌山県が実施するもの。移住支援金、新規就農者向けの資金など。県庁の担当課または町経由で申請します。
- 国の制度:中小企業庁・農林水産省などが実施するもの。小規模事業者持続化補助金は上富田町商工会が地域窓口になります。
上富田町役場の事業者向けページには「創業支援」「中小企業者資金融資制度」「先端設備等導入計画」「合併処理浄化槽設置整備事業補助金」などが掲載され、くらしの情報ページには「太陽光発電設備・蓄電池導入支援事業補助金」「令和8年度上富田町教育奨学金」が掲載されています(上富田町 事業者の方へ/上富田町 くらしの情報)。
事業者向けの問い合わせ先は上富田町役場 振興課 企画・商工観光班(電話 0739-34-2370)、住宅・環境系は住民課 住民・環境班(電話 0739-34-2372)です。役場の所在地は〒649-2192 和歌山県西牟婁郡上富田町朝来763番地です。
【事業者向け】上富田町で使える補助金・助成金・融資支援の一覧
事業者向けは「国の持続化補助金を商工会経由で使う」+「町の利子補給金で借入負担を軽くする」の組み合わせが基本形です。
| 制度名 | 実施主体・対象者 | 補助率・上限 | 申請期間・締切 | 窓口 | 公式URL |
|---|---|---|---|---|---|
| 小規模事業者持続化補助金(一般型・通常枠) | 国(中小企業庁)。商業・サービス業(宿泊業・娯楽業を除く)は常時使用する従業員5人以下、宿泊業・娯楽業・製造業その他は20人以下の小規模事業者 | 補助率3分の2(賃金引上げ特例のうち赤字事業者は4分の3)/補助上限50万円(インボイス特例+50万円、賃金引上げ特例+150万円、両特例+200万円の上乗せ)※第20回公募要領第8版 | 第20回公募:申請受付開始2026年11月5日、事業支援計画書(様式4)発行受付締切2026年12月4日、申請受付締切2026年12月15日17:00(予定は変更の可能性あり) | 上富田町商工会(事業支援計画書=様式4の発行。電話 0739-47-1531) | 商工会地区 事務局/第20回公募要領(事務局) |
| 小規模事業者経営改善資金等利子補給金 | 上富田町。町内に住所を有し、町内で同一事業を1年以上営み、町税を完納している小規模事業者 | マル経融資・生活衛生改善貸付の利子を年1.0%分補給(貸付利率が1.0%未満の場合はその利率)。補給期間3年 | 随時(公式ページに期限の記載なし) | 商工会加盟事業者は上富田町商工会/生活衛生同業組合加盟事業者は振興課 | 上富田町公式 |
| 創業支援 | 上富田町・上富田町商工会等(認定創業支援事業者)。創業前の個人または創業後5年未満の個人・会社 | 補助金ではなく支援制度。特定創業支援事業(経営・財務・人材育成・販路開拓の4知識を1か月以上・4回以上)を受けると、株式会社等設立時の登録免許税が半額、創業関連保証枠が1,000万円→1,500万円に拡充等 | 随時(創業支援事業計画の期間:平成27年10月2日〜令和12年3月31日) | 振興課 企画・商工観光班/上富田町商工会 | 上富田町公式 |
| 中小企業等経営強化法に基づく先端設備等導入計画 | 上富田町(認定)。町内で設備投資を行う中小企業者 | 計画認定+賃上げ方針の表明で固定資産税の課税標準を軽減:1.5%以上の賃上げ表明で3年間2分の1、3%以上で5年間4分の1(機械装置160万円以上・工具/器具備品30万円以上・建物附属設備60万円以上が対象) | 令和7年4月1日〜令和9年3月31日に導入する設備(認定経営革新等支援機関の確認を受け、設備取得前に認定申請) | 振興課 企画・商工観光班 | 上富田町公式 |
| 合併処理浄化槽設置整備事業補助金(自ら居住する住宅が対象。店舗・事業所専用の建物は対象外) | 上富田町。農業集落排水・公共下水道の整備済区域以外で、自ら居住する住宅に50人槽以下の合併処理浄化槽を設置する方(町税の滞納がない方) | 5人槽332,000円/6〜7人槽414,000円/8〜50人槽548,000円(設置費用と比べて低い額)。既存の単独処理浄化槽の撤去費は上限150,000円 | 令和8年度受付:令和8年4月1日〜令和9年2月26日(予算額到達で終了)。実績報告は令和9年3月31日まで | 住民課 住民・環境班(0739-34-2372) | 上富田町公式 |
持続化補助金は経営計画書を作り、商工会で「事業支援計画書(様式4)」を発行してもらってから電子申請する流れです。第20回公募要領(第8版)でも、地域の商工会へ事業支援計画書(様式4)の発行依頼を行い、発行受付締切(2026年12月4日)以降の発行依頼はいかなる理由があってもできないと明記されています。上富田町商工会(電話 0739-47-1531)は経営指導員・経営支援員による無料の経営相談、専門的な事案での専門家対応、持続化補助金・IT導入補助金等の補助金・助成金の案内を行っています(上富田町商工会 公式サイト)。
【住民向け】住宅・空き家・移住・子育てで使える上富田町の制度一覧
住民向けは住宅の耐震改修が最大150万円と最も手厚く、太陽光・蓄電池は令和8年度分が7月に予算上限で終了しています。
| 制度名 | 実施主体・対象者 | 補助率・上限 | 申請期間・締切 | 窓口 | 公式URL |
|---|---|---|---|---|---|
| 上富田町住宅耐震改修事業補助金 | 上富田町。木造は平成12年5月31日以前着工、非木造は昭和56年5月31日以前着工の住宅を所有・居住(予定含む)し、町税の滞納がない方 | 耐震補強設計と耐震改修工事の一体的な実施:①改修工事費の5分の2(上限575,000円)+②残額(上限925,000円)=合計上限1,500,000円/建替え工事:①(上限575,000円)+③残額(上限741,000円)=合計上限1,316,000円/非木造住宅の耐震診断:3分の2以内・上限89,000円/耐震ベッド:3分の2以内・上限266,000円(いずれも千円未満切り捨て) | 年度内・予算の範囲内(要綱の最終改正は令和7年3月12日、令和7年4月1日施行)。令和8年度の予算枠・受付状況は上富田町の公式サイトでご確認ください | 担当課は上富田町の公式サイト・役場代表(0739-47-0550)でご確認ください | 交付要綱(上富田町例規) |
| 上富田町太陽光発電設備・蓄電池導入支援事業補助金 | 上富田町。町内の自ら所有し居住する戸建て専用住宅に、太陽光発電設備(自家消費型・10kW未満)と蓄電池(定置型・20kWh以下)の両方を設置する方 | 太陽光:7万円/kW(上限35万円)/蓄電池:価格の3分の1(上限47万円) | 令和8年度は5月22日〜11月30日の予定だったが、7月24日午前9時に予算上限到達で受付終了。先着順 | 住民課 住民・環境班(0739-34-2372) | 上富田町公式 |
| 合併処理浄化槽設置整備事業補助金 | 上富田町。農業集落排水・公共下水道の整備済区域以外で、自ら居住する住宅を新築・増改築し50人槽以下の合併処理浄化槽を設置する方(設置場所に住民票を移す・町税の滞納がないこと) | 5人槽332,000円/6〜7人槽414,000円/8〜50人槽548,000円(設置費用と比べて低い額)。既存の単独処理浄化槽の撤去は上限150,000円 | 令和8年度受付:令和8年4月1日〜令和9年2月26日(予算額到達で終了)。着工前の申請が必須 | 住民課 住民・環境班(0739-34-2372) | 上富田町公式 |
| 不良空家等の解体に対する補助 | 上富田町。2026年9月26日時点で町公式サイトに制度ページが確認できないため、実施の有無・対象者を含め上富田町(建設課)の公式サイト・窓口でご確認ください | 補助率・上限は上富田町の公式サイトでご確認ください | 上富田町の公式サイトでご確認ください | 建設課 管理班(空き家対策担当・0739-34-2374) | 上富田町 空き家対策 |
| 令和8年度上富田町教育奨学金(貸与型) | 上富田町。町内に住所を有し、高校・高専・専修学校・短大・大学に進学・在学する方 | 令和8年度貸与月額:高校 10,000円/専門学校・短大・大学等 30,000円(貸与型・正規の在学期間中、毎年更新)。返還あり(卒業後6か月経過の翌月から貸与期間の2倍の期間で口座振替償還。例:大学4年間貸与→月15,000円を8年間) | 令和8年度追加募集:令和8年6月1日〜6月26日(終了)。次回募集は公式サイトでご確認ください | 教育委員会事務局 学校教育班(上富田町文化会館1階・0739-47-5930) | 上富田町公式 |
| 和歌山県移住支援事業(移住支援金) | 和歌山県・県内30市町村(上富田町を含む)。東京23区在住者、または東京圏在住で東京23区へ通勤する方が、マッチング支援事業・起業支援事業の活用やテレワーク等により県内へ移住した場合 | 世帯100万円(18歳未満の帯同者1人につき100万円加算)/単身60万円 ※支援金額は市町村によって異なる | 移住後1年以内に移住先市町村へ申請。予算の範囲内のため年度途中で終了する場合あり(年度末2〜3月は受付終了の場合あり) | 上富田町 振興課(0739-34-2370)/県地域振興課(073-441-2371) | 和歌山県公式 |
結婚新生活支援事業(新婚世帯の家賃・引越費用の補助)については、和歌山県が公開している「県内の新婚世帯支援情報」の一覧に上富田町の記載はありません(2026年9月26日確認、和歌山県公式)。上富田町で新婚世帯向けの支援を探す場合は、役場に直接お問い合わせください。
空き家を購入・改修して住む場合は、上記の住宅耐震改修事業補助金が使える可能性があります。ただし交付要綱では空き家は県の「わかやま空き家バンク」への登録等が条件とされています。物件探しは県の移住ポータル(わかやまLIFE 上富田町ページ)からたどれます。

【農業向け】上富田町の新規就農・経営発展で使える制度一覧
農業向けは国の「新規就農者育成総合対策」を和歌山県・上富田町経由で申請するのが柱です。町独自の農業補助金は公式サイト上で確認できませんでした。
| 制度名 | 実施主体・対象者 | 補助率・上限 | 申請期間・締切 | 窓口 | 公式URL |
|---|---|---|---|---|---|
| 就農準備資金(新規就農者育成総合対策) | 国・和歌山県。原則県内での就農に向け、県が認める研修機関等で研修(おおむね1年かつ1,200時間以上)を受ける、就農予定時に原則50歳未満(49歳以下)の方。前年の世帯所得600万円以下等の要件あり | 令和8年度:月13.75万円(年間165万円)を最長2年間、県から直接交付。要件を満たさなくなった場合等は返還 | 令和8年度の県受付は令和8年5月20日〜5月25日(終了)。次回は県公式でご確認ください | 研修機関(農林大学校等)または研修地を管轄する振興局農林水産振興部農業水産振興課/県経営支援課 担い手育成班(073-441-2932) | 和歌山県公式 |
| 経営開始資金(新規就農者育成総合対策) | 国・和歌山県・上富田町。認定新規就農者として経営を開始した原則49歳以下の方 | 令和8年度:月13.75万円(年間165万円)を経営開始から最長3年間交付(交付主体は市町村)。交付期間終了後、同期間以上の営農を継続しない場合等は返還 | 年度ごと。青年等就農計画の認定と併せて町の担当窓口へ事前相談 | 上富田町 振興課 農林水産班(0739-34-2370)/和歌山県 | 農林水産省公式 |
| 経営発展支援事業 | 国・和歌山県・上富田町(取組主体は市町村)。49歳以下の認定新規就農者(独立・自営就農)で機械・施設等を導入する方 | 令和8年度:国費上限500万円(経営開始資金の交付対象者は上限250万円)。国の補助上限2分の1で、県支援分の2倍を国が支援 | 県・町の募集時期による(申請様式の作成前に町へ相談) | 上富田町 振興課 農林水産班(0739-34-2370)/和歌山県 | 農林水産省公式 |
和歌山県の公式ページでは、「要件等の詳細は就農地の市町村へお問い合わせください」と案内されています。上富田町で就農を考えている方は、まず町の振興課 農林水産班(0739-34-2370)に「認定新規就農者になりたい」と伝えるところから始めてください。青年等就農計画の認定が、経営開始資金の前提条件になります。
上富田町で注目の制度3つを解説【事業者・住民】
一覧の中から、今すぐ動く価値が高い3制度を、対象・金額・つまずきやすい点の順に解説します。
①小規模事業者持続化補助金|上富田町商工会が窓口の「販路開拓」補助
持続化補助金は、小規模事業者が経営計画を作成し、それに基づいて販路開拓(ホームページ制作、チラシ、看板、展示会出展、店舗改装など)に取り組む費用の一部を国が補助する制度です。第20回公募要領は「地域の雇用や産業を支える小規模事業者等の生産性向上と持続的発展を図る」ことを目的に掲げています。
上富田町の事業者にとって重要なのは、申請には上富田町商工会が発行する「事業支援計画書(様式4)」が必須という点です。商工会地区の事務局公式サイトには、電子申請システムに経営計画・補助事業計画を入力したうえで、商工会に様式4の作成を依頼し、窓口で交付を受ける手順が示されています。
つまずきやすいのは日程です。様式4の発行締切は申請締切より前に設定されるのが通例で、締切直前に商工会へ駆け込むと間に合いません。公募回の締切から逆算し、1か月以上前に商工会へ相談を始めるのが安全です。第20回公募(2026年11月5日受付開始・12月15日17:00締切、様式4の発行受付締切は12月4日)の補助率は3分の2(賃金引上げ特例のうち赤字事業者は4分の3)、補助上限は50万円で、インボイス特例で+50万円、賃金引上げ特例で+150万円、両特例で+200万円が上乗せされます。対象経費は機械装置等費・広報費・ウェブサイト関連費・展示会等出展費・旅費・新商品開発費・借料・委託・外注費です。補助率・上限は公募回ごとに変わるため、必ず最新の公募要領でご確認ください。
②小規模事業者経営改善資金等利子補給金|マル経融資の利子1.0%分を町が3年間補給
上富田町独自の事業者支援で、確認できた中では最も要件が明確な制度です。町内に住所を有し、町内で同一事業を1年以上営み、町税を完納している小規模事業者が、日本政策金融公庫の「マル経融資(小規模事業者経営改善資金)」または「生活衛生改善貸付」を利用した場合、利子の1.0%分(貸付利率が1.0%未満の場合はその利率)を、当初償還月から3年間、町が補給します。
マル経融資は商工会の経営指導を受けた事業者が無担保・無保証人で申し込める融資で、持続化補助金の自己負担分の資金手当てとしても使われます。「補助金で設備・販促」+「マル経で運転資金」+「町の利子補給で金利負担を軽く」という組み合わせが、上富田町の小規模事業者にとって現実的な資金設計です。
申請は、商工会加盟事業者は上富田町商工会に相談、生活衛生同業組合加盟事業者は交付申請書を振興課に提出します。公式ページの更新日は2025年4月9日で、令和8年度も同内容で継続しているかは振興課(0739-34-2370)で最終確認してください。
③上富田町住宅耐震改修事業補助金|設計+改修で合計上限150万円
住民向けで最も金額が大きい制度です。木造なら平成12年5月31日以前、非木造なら昭和56年5月31日以前に着工した住宅が対象で、耐震補強設計と耐震改修工事を一体で行うと、①改修工事費の5分の2(上限575,000円)+②残額(上限925,000円)で合計上限150万円、建替え工事の場合は①(上限575,000円)+③残額(上限741,000円)で合計上限1,316,000円です(いずれも千円未満切り捨て)。非木造住宅の耐震診断は3分の2以内・上限89,000円、耐震ベッドは3分の2以内・上限266,000円も用意されています。
対象者は住宅を所有または居住(予定含む)し、町税の滞納がない方です。空き家を取得して改修する場合は県のわかやま空き家バンク登録等が条件になるため、移住者が中古住宅を購入する際は、契約前に町の担当課(担当課は上富田町公式サイト・役場代表 0739-47-0550 でご確認ください)へ相談しておくと手戻りがありません。交付要綱の最終改正は令和7年3月12日(令和7年4月1日施行)で、令和8年度の予算枠や受付状況は町へお問い合わせください。
上富田町の補助金申請に共通する手順と準備書類
制度は違っても、「着手前に相談→申請→交付決定→実施→実績報告→入金」という流れは共通です。この順番を守れば、大半の失敗は防げます。
- 窓口に事前相談する:事業者は上富田町商工会または振興課、浄化槽・太陽光は住民課、空き家は建設課、農業は振興課 農林水産班へ。「対象になるか」「予算が残っているか」を先に確かめます。
- 町税の完納を確認する:利子補給金・住宅耐震改修とも「町税の滞納がないこと」が要件です。納税証明書の取得が必要になる場合があります。
- 見積書・計画書を用意する:工事・設備系は業者の見積書、持続化補助金は経営計画書と補助事業計画書が必須です。
- 交付決定前に契約・着工しない:多くの補助金は、交付決定日より前に発注・契約・支払いした経費を対象外とします。これが最も多い失敗です。
- 実績報告を期限内に出す:完了後は実績報告書・領収書・写真等を提出し、確定検査を経て入金されます。補助金は原則「後払い」なので、資金繰りは立替を前提に組みます。
持続化補助金のように電子申請(GビズIDプライム)が必要な制度は、GビズIDの取得に日数がかかるため、公募を見てから動くと間に合わないことがあります。今すぐ使わなくても、事業者はGビズIDを先に取っておくことをおすすめします。

よくある質問
上富田町の補助金について、窓口で聞かれることが多い疑問に公式情報の範囲で答えます。
Q1. 上富田町商工会に加入していないと持続化補助金は申請できませんか?
持続化補助金の申請自体に商工会への加入は必須ではありませんが、上富田町内の事業者は上富田町商工会で「事業支援計画書(様式4)」の発行を受ける必要があります。一方、町の利子補給金は「商工会加盟事業者は上富田町商工会に相談」と公式ページに記載されているため、加入していると相談から申請までが一本化されます。加入要件や会費は商工会へ直接お問い合わせください。
Q2. 田辺市や白浜町に住んでいて、上富田町で事業をしている場合はどうなりますか?
制度ごとに「住所要件」と「事業所要件」が異なります。上富田町の利子補給金は「町内に住所を有し、町内において同一事業を1年以上営む」と両方を求めています。持続化補助金は事業所所在地の商工会・商工会議所が窓口になるため、上富田町に事業所があれば上富田町商工会が担当です。住宅系の補助金は住宅の所在地(上富田町内)が基準になります。
Q3. 令和8年度の太陽光・蓄電池補助は本当にもう申請できませんか?
上富田町公式ページでは、令和8年度分は2026年7月24日午前9時時点で予算上限に達し受付終了と案内されています。追加予算の有無や令和9年度の実施予定は公式には示されていないため、住民課 住民・環境班(0739-34-2372)へお問い合わせください。
Q4. 移住して空き家を買う場合、上富田町でどの制度が使えますか?
確認できた範囲では、住宅耐震改修事業補助金(空き家は県のわかやま空き家バンク登録等が条件)と合併処理浄化槽設置整備事業補助金(農業集落排水・公共下水道の整備済区域以外、自ら居住する住宅)が候補です。県の移住支援金は上富田町も対象市町村に含まれ(窓口:振興課 0739-34-2370)、世帯100万円(18歳未満の帯同者1人につき100万円加算)・単身60万円が基準ですが、支援金額は市町村によって異なるため、和歌山県公式と町でご確認ください。空き家購入費や改修費そのものへの町独自補助は、公式サイト上で確認できませんでした。
Q5. 補助金は申請すれば必ずもらえますか?
いいえ。要件を満たしたうえで審査があり、予算枠に達すると受付が終了します。持続化補助金は採択率が公募回ごとに変動する審査制、町の住宅系補助金は先着順・予算上限ありが基本です。「上限額」は満額が保証される金額ではなく、対象経費に補助率をかけた額との比較で低い方が交付されます。
まとめ|上富田町の補助金は「商工会・振興課・住民課」の3窓口から
和歌山県上富田町で令和8年度(2026年度)に使える補助金・助成金を整理しました。
- 事業者:持続化補助金は上富田町商工会(様式4)、利子補給金・創業支援は振興課(0739-34-2370)。マル経融資×利子補給金の組み合わせが実務的
- 住民:住宅耐震改修は設計+改修工事の一体実施で上限150万円、合併処理浄化槽は5人槽332,000円。太陽光・蓄電池は令和8年度分が7月に終了、来年度は年度初めに即申請
- 農業:国の就農準備資金・経営開始資金を県・町経由で申請。まず町の農業担当に「認定新規就農者」の相談から
- 共通:着手前相談・町税完納・交付決定前の契約禁止・後払い前提の資金繰り
制度の金額・締切は年度途中でも変わります。この記事は2026年9月26日時点の公式情報に基づいて作成しており、申請前には必ず各制度の公式ページと担当窓口でご確認ください。
