本文へ移動
和歌山補助金ナビ制度を知る。事業の選択肢を広げる。

和歌山県有田市のIT導入補助金【令和8年度】対象・補助率・締切まとめ

株式会社Tip 運営者情報・編集方針 ↗
和歌山県有田市のIT導入補助金【令和8年度】対象・補助率・締切まとめ
和歌山県有田市のIT導入補助金【令和8年度】対象・補助率・締切まとめ

この記事は2026年10月11日時点の公式情報に基づきます。

「古くなったレジや会計ソフトを入れ替えたい」「受発注の電話とFAXをなんとかしたい」。和歌山県有田市で事業を続けていると、こうした設備の更新がいつも後回しになりがちです。

しかも調べ始めると、出てくるのは補助金代行業者の広告や、年度の古いまとめ記事ばかり。「結局、有田市の自分の店は対象なのか」「市役所に行けばいいのか」が分からないまま、締切が過ぎてしまう——この繰り返しが一番もったいないところです。

意外に知られていないのですが、「IT導入補助金」という名前は令和8年度(2026年度)から「デジタル化・AI導入補助金2026」に変わりました。正式名称は「中小企業デジタル化・AI導入支援事業費補助金」です。そして事務局が公表している直近の締切(6次締切分)は2026年10月30日(金)17:00。この記事を読んでいる時点で、残りはごくわずかです。

✓ この記事で分かること

  • 有田市の事業者が使う制度の正式名称と実施主体(国か市か)
  • 枠ごとの補助率・補助上限額(通常枠・インボイス枠2類型・セキュリティ対策推進枠・複数者連携枠)
  • 直近の締切・交付決定日・事業実施期間
  • 有田市での相談先と、併用を検討したい市独自の補助金
  • 有田市の事業者がつまずきやすい落とし穴とFAQ

数字はすべて事務局・有田市の公式ページから写し、確認できなかった項目は「公式でご確認ください」と明記しています。最後に、締切前に今日できる一歩目までまとめました。

和歌山県有田市役所の外観
写真: Bakkai at Japanese Wikipedia / Wikimedia Commons (CC BY-SA 3.0)

結論|和歌山県有田市の事業者が押さえる4つのポイント

有田市でIT導入補助金を使うなら、国の制度に電子申請する——これが結論です。

  • 誰が:有田市内の中小企業・小規模事業者等(例:小売業は資本金5千万円以下または常時使用する従業員50人以下。業種別の定義は通常枠の公募要領)
  • いくら:枠によって補助率1/2〜4/5、補助上限額は最大450万円(複数者連携デジタル化・AI導入枠のみ補助事業グループ全体で3000万円が上限)
  • いつまで:事務局公表の締切は6次締切分の2026年10月30日(金)17:00(交付決定日は2026年12月10日(木)予定)
  • どこへ:有田市役所ではなく、国の事務局ポータル(it-shien.smrj.go.jp)へ、IT導入支援事業者と一緒に電子申請
制度名 中小企業デジタル化・AI導入支援事業費補助金(通称:デジタル化・AI導入補助金2026/旧・IT導入補助金)
実施主体 独立行政法人中小企業基盤整備機構より採択され、同機構および中小企業庁監督のもとTOPPAN株式会社が事務局業務を運営(中小企業デジタル化・AI導入支援事業事務局)
対象者 中小企業・小規模事業者等(有田市内の事業者も対象)。通常枠の公募要領では、製造業(ゴム製品製造業を除く)・建設業・運輸業は資本金3億円以下または常時使用する従業員300人以下、卸売業は資本金1億円以下または従業員100人以下、サービス業(ソフトウェア業・情報処理サービス業・旅館業を除く)は資本金5千万円以下または従業員100人以下、小売業は資本金5千万円以下または従業員50人以下と定義
補助率・上限 補助率1/2〜4/5、補助上限額 最大450万円(中小企業庁ミラサポplusの概要表記)。枠・類型ごとに異なり、複数者連携デジタル化・AI導入枠は基盤導入経費と消費動向等分析経費の合計で補助事業グループ全体3000万円が上限
申請期間 交付申請期間:2026年3月30日(月)〜/公表されている締切:6次締切分 2026年10月30日(金)17:00/事業実施期間:交付決定〜2027年5月31日(月)17:00(予定)
窓口 国の事務局への電子申請(IT導入支援事業者との共同申請)。地元の相談先は紀州有田商工会議所(和歌山県有田市箕島33-1/電話 0737-83-4777)。市独自制度の相談は有田市役所 経済部 産業振興課(電話 0737-22-3624 商工観光係)および経済部 ふるさと創生室(電話 0737-22-3641 ふるさと創生係/0737-22-3648 ブランド推進係)
公式URL https://it-shien.smrj.go.jp/

「IT導入補助金」は令和8年度から名称が変わった|制度の全体像

まず、有田市の事業者がネット検索でつまずく最大の原因は制度の名称変更です。

事務局ポータルサイトの表記では、この補助金の正式名称は「中小企業デジタル化・AI導入支援事業費補助金」、令和8年度(2026年度)の通称は「デジタル化・AI導入補助金2026」です。中小企業庁のミラサポplusでも「デジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)」と表記され、事業目的は「生産性の向上や労働環境の改善のために、デジタル化・DX推進のためのAIを含むITツール(業務管理システム・会計ソフトなど)の導入および活用を支援します。」と説明されています。

つまり「有田市 IT導入補助金」で探している制度は、現在この名前で動いています。検索で出てくる「IT導入補助金2025」「2024」のページは前年度のものなので、金額や締切をそのまま信じないようにしてください。

もう一点、ここが肝心です。この補助金は国の制度で、有田市が独自に上乗せするIT導入補助金は、2026年10月11日時点で有田市公式ウェブサイト上では確認できません。有田市の事業者も、申請先は国の事務局になります。市役所の窓口に申請書を出す制度ではない、という点を最初に押さえておくと迷いません。

なお、令和8年度の申請枠は次の5つです(事務局ポータルの表記のまま)。

  • 通常枠
  • インボイス枠(インボイス対応類型)
  • インボイス枠(電子取引類型)
  • セキュリティ対策推進枠
  • 複数者連携デジタル化・AI導入枠

有田市の事業者は対象になるか|対象者と対象になるITツール

対象は「中小企業・小規模事業者等」で、業種や地域で排除される仕組みではありません。

事務局の通常枠のページでは、呼びかけの対象は「中小企業・小規模事業者等のみなさま」と書かれています。有田市に多いみかん農家や漁業関係の法人・個人、商店街の小売店、飲食店、建設業、運送業も、規模要件を満たせば申請の土台に乗ります。ただし業種ごとの資本金・従業員数の線引きは公募要領で定められています。通常枠の公募要領では、中小企業等の定義は製造業(ゴム製品製造業を除く)・建設業・運輸業が「資本金3億円以下または常時使用する従業員300人以下」、卸売業が「資本金1億円以下または従業員100人以下」、サービス業(ソフトウェア業・情報処理サービス業・旅館業を除く)が「資本金5千万円以下または従業員100人以下」、小売業が「資本金5千万円以下または従業員50人以下」、旅館業が「資本金5千万円以下または従業員200人以下」です。小規模事業者の定義は、商業・サービス業(宿泊業・娯楽業を除く)が「従業員5人以下」、サービス業のうち宿泊業・娯楽業と製造業その他が「従業員20人以下」です。自社がどちらに当たるかは通常枠の公募要領(第1回公募〜第6回公募/PDF)で確認してください。小規模事業者に当たると補助率が有利になる枠があるため、ここは実益のある確認です。

次に、何に使えるかです。通常枠の補助対象経費は、事務局ページの表記では次のとおりです。

  • 必須:「ソフトウェア購入費、クラウド利用料(最大2年分)」
  • オプション:「機能拡張」「データ連携ツール」「セキュリティ」
  • 役務:「導入コンサルティング・活用コンサルティング」「導入設定・マニュアル設定・導入研修」「保守サポート」

重要なのは、通常枠ではソフトウェアまたはクラウド利用料が必須だという点です。パソコンやタブレットだけを買いたい、という使い方はできません(ハードウェアが対象になるのはインボイス枠(インボイス対応類型)と複数者連携デジタル化・AI導入枠で、いずれもハードウェアのみの申請はできません)。

さらに通常枠では、申請するITツールについて「下図の内、1種類以上の業務プロセスを保有するソフトウェアを申請すること(汎用プロセスのみは不可)」と定められています。会計・受発注・在庫管理・顧客管理といった業務プロセスを持つソフトであることが条件で、汎用的なものだけでは要件を満たしません。

和歌山県有田市のみかん畑の風景
写真: 663highland / Wikimedia Commons (CC BY 2.5)

補助率・上限額を枠ごとに整理|通常枠は最大450万円

金額は枠と類型で大きく変わるため、自社がどこを狙うかを先に決めるのが近道です。

枠・類型 補助額 補助率 主な対象経費
通常枠 1プロセス以上:5万円以上150万円未満/4プロセス以上:150万円以上450万円以下 1/2以内、2/3以内(令和6年10月から令和7年9月までの間で3か月以上、令和7年度改定の地域別最低賃金未満で雇用している従業員が全従業員の30%以上であることを示した場合は2/3以内) ソフトウェア購入費、クラウド利用料(最大2年分)が必須+オプション・役務
インボイス枠(インボイス対応類型)ソフトウェア 50万円以下 3/4以内、4/5以内(中小企業は3/4以内、小規模事業者は4/5以内) インボイス制度に対応し「会計」「受発注」「決済」の機能を1種類以上有するソフトウェア
同上(補助額50万円超の場合) 50万円超〜350万円以下 補助額のうち50万円以下の部分は3/4以内(小規模事業者は4/5以内)、50万円超の部分は2/3以内 同上(「会計」「受発注」「決済」のうち2機能以上を有することが機能要件)
同上 ハードウェア(PC・タブレット等) 10万円以下 1/2以内 PC・タブレット・プリンター・スキャナー・複合機
同上 ハードウェア(レジ・券売機等) 20万円以下 1/2以内 POSレジ・モバイルPOSレジ・券売機
セキュリティ対策推進枠 5万円〜150万円 小規模事業者:2/3以内/中小企業:1/2以内 ITツールの導入費用およびサービス(最大2年分)。IPA「サイバーセキュリティお助け隊サービスリスト」に掲載され、かつ事務局に登録されたサービスに限る
インボイス枠(電子取引類型) (下限なし)〜350万円以下 中小企業・小規模事業者等:2/3以内/その他の事業者等:1/2以内 インボイス制度に対応した「受発注」の機能を有し、受注側の事業者にアカウントを無償で発行し利用させることのできるクラウド型ソフトウェア
複数者連携デジタル化・AI導入枠 基盤導入経費:ソフトウェアは1構成員当たり50万円/50万円超〜350万円、ハードウェアはPC・タブレット等10万円・レジ・券売機等20万円(いずれも1構成員当たり)。消費動向等分析経費:1構成員当たり50万円。基盤導入経費と消費動向等分析経費の合計は補助事業グループ全体で3000万円が上限。その他経費:200万円 ソフトウェア3/4以内・4/5以内および2/3以内/ハードウェア1/2以内/消費動向等分析経費・その他経費2/3以内 商店街振興組合・商工会議所・商工会・事業協同組合等の商工団体、まちづくり会社・観光地域づくり法人(DMO)等、複数の中小企業・小規模事業者等で形成するコンソーシアムによる共同導入

有田市の実務に当てはめると、狙い方はおおむね3パターンです。

① 会計・請求をまとめて直したい小売店や飲食店は、インボイス枠(インボイス対応類型)が候補になります。補助額50万円以下の部分は補助率3/4以内、小規模事業者なら4/5以内と手厚く、POSレジや券売機は20万円以下、PC・タブレットは10万円以下まで1/2以内で対象になります。レジの入れ替えを考えている箕島や宮原の店舗には現実的な選択肢です。

② 業務システムを本格的に入れたい製造・建設・運送業は通常枠です。4プロセス以上なら150万円以上450万円以下の区分になり、上限450万円まで届きます。

③ 取引先からセキュリティ対策を求められている事業者は、セキュリティ対策推進枠で5万円〜150万円。小規模事業者は2/3以内という点がポイントです。ただし対象は、IPAが公表する「サイバーセキュリティお助け隊サービスリスト」に掲載されたサービスのうち、IT導入支援事業者が提供し事務局に登録されたものに限られます。

いずれも「要件を満たせば」上限まで申請できるという話で、審査があり、満額が保証されるものではありません。

申請の流れと締切|2026年10月30日17:00という期限

結論として、スケジュールは「締切=発注のスタートライン」と考えてください。

事務局の事業スケジュールでは、公表されている締切と前後の日程は次のとおりです。

交付申請期間 2026年3月30日(月)〜
締切(6次締切分) 2026年10月30日(金)17:00
交付決定日 2026年12月10日(木)(予定)
事業実施期間 交付決定〜2027年5月31日(月)17:00(予定)
事業実績報告期限 2027年5月31日(月)17:00(予定)

この日程が意味するのは、10月30日に申請しても、実際に導入を始められるのは12月以降ということです。年内にレジを動かしたい、年明けの繁忙期に間に合わせたい、という逆算をしている方は、この交付決定日を基準に計画を立て直してください。事務局のスケジュールには7次締切分の枠も設けられていますが、2026年10月11日時点で日程は公表されていません(第7回公募以降の公募要領・交付規程は2026年10月9日付で公開済み)。次回以降の締切は必ず事務局のスケジュールページで確認しましょう。

申請の大きな流れは、①導入したいITツールと、それを扱うIT導入支援事業者(事務局に登録された事業者)を決める → ②必要なアカウント・宣言等の準備 → ③支援事業者と共同で電子申請 → ④交付決定後に契約・発注・支払 → ⑤実績報告 → ⑥補助金の交付という順序です。

⚠ 注意事務局は「『GビズIDプライム』アカウントの取得、および『SECURITY ACTION』宣言の実施が本補助金交付申請の要件となります」として、すべての申請枠・類型でこの2つを要件としています。SECURITY ACTIONは「★一つ星」または「★★二つ星」のいずれかの宣言が必要です。発行までの目安は、事務局の案内ではGビズIDプライムがおおむね2週間、SECURITY ACTIONの宣言済アカウントIDがおおむね2〜3日とされています。締切直前の着手は避け、詳細は公募要領(第1回公募〜第6回公募)と事務局ポータルでご確認ください。

有田市の相談窓口と、併用を検討したい市独自の補助金

国の制度なので申請は電子ですが、相談相手は地元にいます。

有田市の事業者がまず頼れるのは紀州有田商工会議所です。日本商工会議所の商工会議所検索では、所在地は〒649-0304 和歌山県有田市箕島33-1、電話は0737-83-4777と公表されています。相談の受付時間は公式に確認できなかったため、訪問前に電話でご確認ください。あわせて、中小機構が「国が全国に設置した無料の経営相談所」と説明する和歌山県よろず支援拠点も選択肢になります。

有田市役所については、IT導入補助金の申請窓口ではありませんが、市独自の事業者向け補助金の相談先になります。担当は主に経済部 産業振興課(電話 0737-22-3624 商工観光係)と経済部 ふるさと創生室です。ITツール導入と同じタイミングで検討したい制度を、有田市公式ウェブサイトから確認できたものだけ挙げます。

制度名 対象・内容 補助率・上限 申請期間 窓口・公式URL
令和8年度 有田市販路開拓支援事業補助金 市内に主たる事業所を有する中小企業者及び個人事業主、又は農業者・漁業者及びそれらで組織される団体で、市税等を滞納していない者/①県外及び海外で開催される展示会、見本市、商談会等への出展・参加事業 ②海外及びインバウンド向けを対象とした販路開拓事業 ①展示会等への出展・参加:補助対象経費の2分の1以内(上限10万円、ただし海外は20万円)/②海外及びインバウンド向け販路開拓:補助対象経費の2分の1以内(上限10万円)。上限額に満たない場合は千円未満の端数を切り捨て 令和9年2月19日(金曜)まで(予算の範囲内で先着順に受付、予算がなくなり次第終了) 経済部 ふるさと創生室(電話:0737-22-3641 ふるさと創生係/0737-22-3648 ブランド推進係)
有田市公式ページ
有田市創業支援補助金 市内において補助金の申請年度内に創業を行う者、又は創業の日から6ヶ月を経過しない者であって要綱に定められた条件を満たす者/対象経費は官公庁への申請書類作成等に係る経費、店舗等借入費、設備費、備品費、試供品・サンプル品製作に係る原材料費、知的財産権等関連経費、謝金、旅費、マーケティング調査費、広報費 創業に係る経費の4分の3以内(補助金の上限は50万円)※経費により補助額が変更になる場合あり 令和8年4月1日(水曜)~(予算の範囲内で先着順) 経済部 産業振興課(電話:0737-22-3624 商工観光係)
有田市公式ページ
有田市インバウンド受入環境整備補助金 市内に本社または主たる事業所を有する中小企業者・個人事業主・複数の事業者によって構成される団体・特定非営利活動法人/令和8年度中に完了する、店頭看板・メニュー等の多言語表示、自社サイト・パンフレット等の多言語化、店頭スタッフ等に対する訪日外国人対応研修、訪日外国人に向けたキャッシュレス決済導入(店頭決済端末の購入、事前予約・決済サービスの導入費等)に関する経費 補助経費の2分の1以内(補助上限額30万円)。他の補助事業との併用が可能(もう一方の補助事業が併用を認めない場合を除く。この場合はもう一方を先に申請し、その自己負担額を本補助金の対象経費とする) 令和8年4月1日~(申請額が予算額に達し次第、受付終了) 経済部 産業振興課(電話:0737-22-3624 商工観光係)
有田市公式ページ
商店街等振興事業補助金 商店街振興組合、又は商店街及び商店会を形成する者で結成した任意の団体(任意の団体は構成員が20名以上であり、かつ構成員の2分の1以上が小売業を営むものに限る)/街路灯施設及び防犯カメラを設置する事業で、市長が必要かつ適当と認めたもの 国又は和歌山県の補助対象事業(その補助率が2分の1以上のもの)が対象で、国等の補助対象経費のうち申請するものが負担することとなる額の2分の1以内(予算の範囲内で交付) 有田市公式ページに記載がないため、経済部 産業振興課でご確認ください 経済部 産業振興課(電話:0737-22-3624 商工観光係)
有田市公式ページ
企業立地促進条例に係る助成措置 製造業、電気・ガス・熱供給・水道業、情報通信業、運輸業、サービス業に係る施設及び保養施設の新設等で、取得固定資産の総額が3億円(中小企業は3千万円)以上、新規雇用従業員数が10人(中小企業は3人)以上などの条件を満たし、助成対象施設の指定を受けた事業者 立地促進助成金:指定施設に係る固定資産税額の初年度・第2年度・第3年度100%、第4年度50%、第5年度30%(5ヵ年の合計額は1億5千万円を限度)/雇用促進助成金:新規雇用従業員数に15万円を乗じた額(初年度のみ)/借地費用助成金:操業開始後5年間、賃料の5%(1年あたり500万円を限度) 施設指定を受けた後、各年度ごとに交付申請(受付期間は有田市公式ページに記載がないため、経済部 産業振興課でご確認ください) 経済部 産業振興課(電話:0737-22-3624 商工観光係)
有田市公式ページ

販路開拓支援事業補助金は展示会出展やインバウンド向けの販路開拓が対象で、ITツール導入そのものとは別の制度です。ただし「システムを入れて受注体制を整え、展示会で売る」という流れなら、国と市の制度を時期をずらして使うことが考えられます。同じ経費を二重に受けることはできませんので、対象経費の線引きは各窓口で確認してください。とくに有田市インバウンド受入環境整備補助金のキャッシュレス決済導入は、インボイス枠(インボイス対応類型)のPOSレジや決済ソフトと経費が重なりやすい部分です。

和歌山県有田市箕島の町並み
写真: Bakkai at Japanese Wikipedia / Wikimedia Commons (CC BY-SA 3.0)

有田市の事業者がつまずきやすい6つの落とし穴

申請が止まる原因は、制度の難しさよりも段取りのズレです。

① 前年度の情報で計画を立ててしまう。名称が「デジタル化・AI導入補助金2026」に変わっており、金額や枠の構成も年度で変わります。「IT導入補助金2025」のページを見ていないか確認してください。

② 有田市役所に申請しようとする。申請先は国の事務局で、手続きは電子申請です。市役所は市独自制度の窓口です。

③ 自分で選んだソフトが対象外だった。補助対象は事務局に登録されたITツールに限られます。先に製品を決めてしまうより、IT導入支援事業者に「このツールは今年度の登録対象か」を確認するのが先です。

④ 交付決定前に発注・契約してしまう。通常枠の公募要領には「交付決定前にITツールを契約、発注した場合は補助対象とならない。交付決定後に契約、発注を行うこと。」「交付決定前に契約、発注、納品、支払い等を行った場合は、補助金を受けることができない。」と明記されています。見積りまでは先に進めてかまいませんが、契約・発注は必ず交付決定後にしてください。

⑤ 締切時刻を軽く見る。6次締切分の締切は「2026年10月30日(金)17:00」です。事務局は「締切時間を過ぎた場合は、いかなる理由であっても受付対応は一切いたしかねます」と案内しています。

⑥ 事業実施期間を忘れる。導入・支払・報告は「交付決定〜2027年5月31日(月)17:00(予定)」の中で終える必要があります。納期の長い機器は要注意です。

よくある質問

有田市独自のIT導入補助金はありますか?

2026年10月11日時点で、有田市公式ウェブサイト上に「有田市独自のIT導入補助金」は確認できませんでした。有田市の事業者が使うのは国の「デジタル化・AI導入補助金2026(旧・IT導入補助金)」です。市独自の事業者向け制度としては販路開拓支援事業補助金、創業支援補助金、インバウンド受入環境整備補助金などがあり、こちらは有田市役所(経済部 産業振興課・ふるさと創生室)が窓口です。

有田市の事業者はどこに申請すればよいですか?

国の事務局ポータル(it-shien.smrj.go.jp)から、事務局に登録されたIT導入支援事業者と共同で電子申請します。有田市役所や商工会議所が申請を受け付ける制度ではありませんが、計画の相談先としては紀州有田商工会議所が身近です。

ホームページ制作やSNS運用の費用は対象になりますか?

通常枠の補助対象経費は「ソフトウェア購入費、クラウド利用料(最大2年分)」が必須で、オプションや役務が加わる構成です。対象になるかどうかは事務局に登録されたITツールかどうかで決まるため、一般的なホームページ制作費がそのまま対象になるとは限りません。Web制作や販促の費用は、小規模事業者持続化補助金など別の制度が合う場合もあるので、商工会議所に相談して整理するのが確実です。

締切に間に合わない場合、次の締切はありますか?

この補助金は複数回の締切が設けられる運用です。2026年10月11日時点で事務局が公表している締切は6次締切分の2026年10月30日(金)17:00で、7次締切分は枠が設けられているものの日程は公表されていません。次の回次を待つ場合も、ITツールと支援事業者の選定を先に進めておくと有利です。最新の日程は事務局のスケジュールページでご確認ください。

小規模事業者だと有利になりますか?

枠によって異なります。インボイス枠(インボイス対応類型)では補助額50万円以下の部分の補助率が「中小企業は3/4以内、小規模事業者は4/5以内」、セキュリティ対策推進枠では「小規模事業者:2/3以内/中小企業:1/2以内」と、小規模事業者に手厚い設定があります。小規模事業者の定義は、通常枠の公募要領では商業・サービス業(宿泊業・娯楽業を除く)が従業員5人以下、サービス業のうち宿泊業・娯楽業と製造業その他が従業員20人以下です。

まとめ和歌山県有田市の事業者が使うIT導入補助金は、令和8年度(2026年度)は「デジタル化・AI導入補助金2026」という名前で動いています。補助率1/2〜4/5、補助上限額は最大450万円(複数者連携デジタル化・AI導入枠のみ補助事業グループ全体で3000万円)。公表されている締切は6次締切分の2026年10月30日(金)17:00、交付決定は2026年12月10日(木)(予定)、事業実施期間は2027年5月31日(月)17:00(予定)までです。申請先は国の事務局で、IT導入支援事業者との共同申請。地元の相談先は紀州有田商工会議所(電話 0737-83-4777)、市独自制度は有田市役所 経済部 産業振興課・ふるさと創生室です。今日できる一歩目は、①導入したい業務(会計・受発注・レジ)を1つに絞る、②IT導入支援事業者に登録ツールかを確認する、③GビズIDプライムの取得とSECURITY ACTIONの宣言に着手する、の3つです。

この記事は2026年10月11日時点の公式情報に基づきます。補助率・上限額・締切・要件は変更される場合がありますので、申請前に必ず事務局ポータルサイト、中小企業庁ミラサポplus、有田市公式ウェブサイトの原文をご確認ください。


この記事の制作・監修
河原 将太(株式会社Tip 代表取締役社長)
国・和歌山県・各市町村の公式情報(公募要領・公式サイト)を確認したうえで制作しています。補助率・上限・締切は年度や公募回で変わるため、最新は各実施主体の公式サイトでご確認ください。 運営者情報 / 補助金を使ったWeb集客の無料相談(30分)
記事一覧へ戻る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

補助金前のWeb投資計画12ページ・無料PDF資料を受け取る ↗