この記事は2026年10月4日(JST)時点の和歌山市・和歌山県・国(観光庁・中小企業庁)および商工会関係の公式情報に基づきます。
和歌山市で旅館・ホテル・ゲストハウス、あるいは観光施設を営んでいて、客室や水まわり、外装の傷みが気になっているのに、数百万円の改修費を今の売上から出すのは重い——そう感じている事業者の方は少なくありません。
そして「和歌山市 宿泊施設 改修 補助金」で検索しても、出てくるのは制度名を並べただけのまとめサイトや申請代行業者のページばかり。結局「自分の施設が対象なのか」「どこに出せばいいのか」が分からないまま画面を閉じた、という経験はないでしょうか。
先に結論を3行でお伝えします。
1. 和歌山市の公式サイトを確認したかぎり、観光施設・宿泊施設の「改修そのもの」を直接補助する和歌山市独自の制度は見つかりません。
2. 市の観光系補助金である「和歌山市稼げる観光コンテンツ創出支援事業補助金」は、「施設の新設や改修を主たる目的とする事業」を対象外と明記しています。
3. 改修費を補助でまかなうなら、目的別に「国の制度」+「空き家活用の市の制度」へ振り分けるのが現実的なルートです。
この記事では、①和歌山市に改修専用の補助金が無いという事実の確認方法、②改修の目的別に使える4つのルートの比較表、③和歌山市の各制度の補助率・上限・締切・担当課と電話番号、④申請の流れ、⑤よくある落とし穴を、公式ページの原文にあたって整理しました。
とくに「稼げる観光コンテンツ創出支援事業に改修費を混ぜて申請しようとしていた」という方は、このまま出すと不採択になりかねない論点が後半の落とし穴にありますので、そこだけでも読んでいただければと思います。

結論:和歌山市に「改修専用」の市独自補助金は確認できない
この見出しの要点は一つです。和歌山市が単独で出している「観光施設・宿泊施設の改修補助金」という名前の制度は、確認日時点の公式情報では存在が確認できません。
和歌山市の観光・イベントのページおよび事業者向けページに掲載されている観光関連の補助制度は、主に次の2つです。
- 和歌山市稼げる観光コンテンツ創出支援事業補助金(観光コンテンツづくりを支援。補助対象経費の1/2・上限100万円)
- 和歌山市コンベンション開催補助金(市内に宿泊する会議・大会の主催者を支援)
どちらも「施設を直す」ことに対してお金を出す制度ではありません。前者は体験プログラムや新しい観光サービスをつくる事業、後者はコンベンションを開いて宿泊者を呼び込む主催者への補助です。
この事実は残念に聞こえるかもしれません。ただ、「市に無い」とはっきり分かることには大きな意味があります。市の窓口に何度も電話して確認する時間を節約でき、最初から国の制度や空き家活用の制度に照準を合わせられるからです。
補助金は年度ごとに新設・廃止されます。和歌山市が令和8年度の途中や令和9年度に新しい観光施設整備系の制度を立ち上げる可能性はあります。最新の有無は必ず和歌山市 産業交流局 観光国際部 観光課(073-435-1234)にご確認ください。
和歌山市稼げる観光コンテンツ創出支援事業補助金の基本情報
この見出しでは、和歌山市の観光系補助金の本体である「稼げる観光コンテンツ創出支援事業補助金」の条件を、公式ページの記載どおりに整理します。
| 制度名 | 和歌山市稼げる観光コンテンツ創出支援事業補助金 |
|---|---|
| 実施主体 | 和歌山市(産業交流局 観光国際部 観光課) |
| 対象者 | 法人/個人事業主(個人事業主は直近2年間に事業実績があること) |
| 補助率・上限 | 補助対象経費の1/2補助(上限100万円)/審査あり |
| 申請期間 | 令和8年4月1日(水)〜5月7日(木)午後5時必着 ※令和8年度分は募集終了 |
| 対象外の例 | 物品の購入及び施設の新設や改修を主たる目的とする事業 |
| 窓口 | 〒640-8511 和歌山市七番丁23番地 和歌山市役所 観光課/電話 073-435-1234 |
| 公式URL | 和歌山市公式:稼げる観光コンテンツ創出支援事業 |
注目していただきたいのは、表の「対象外の例」です。公式ページには「物品の購入及び施設の新設や改修を主たる目的とする事業」は補助対象外と書かれています。
つまり、客室のリニューアルや外装の塗り替えを主目的にして申請しても、要件に合いません。この制度は「施設を直すお金」ではなく「新しい稼げる観光コンテンツを立ち上げるお金」という位置づけです。
逆に言えば、たとえば自社の宿で地域資源を使った体験プログラムを新しく始める場合、そのプログラム運営に直接必要な経費であれば検討の土台に乗ります。ただし何がどこまで対象経費になるかは年度ごとの募集要項が唯一の正解なので、和歌山市公式サイトに掲載される募集要項PDFを必ず読み、判断に迷う経費は観光課に事前相談してください。
改修の目的別に使える4ルート【比較表】
この見出しの要点は「改修の中身によって申請先がまったく変わる」ということです。和歌山市内の事業者が取りうる現実的な選択肢を、確認できた範囲で整理します。
| 改修の目的 | 有力な制度 | 実施主体 | 補助率・上限 | 窓口 |
|---|---|---|---|---|
| 販路開拓に伴う店舗・客室の改装(小規模事業者) | 小規模事業者持続化補助金 一般型・通常枠(第20回) | 国(中小企業庁) | 補助率2/3(賃金引上げ特例のうち赤字事業者は3/4)・補助上限50万円(インボイス特例+50万円/賃金引上げ特例+150万円/両特例+200万円) | 和歌山商工会議所(073-422-1111)/各商工会 |
| 省エネ設備への改修(空調・ボイラー等) | 宿泊施設サステナビリティ強化支援事業 | 国(観光庁) | 令和7年度公募要領:補助率1/2・上限1,000万円(令和8年度は未公表) | 各年度の事務局(令和7年度事務局 03-4214-0187) |
| インバウンド対応・バリアフリー化 | 訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業費補助金 | 国(観光庁) | 年度の公募要領で要確認 | 観光庁 観光産業課 03-5253-8111 |
| 空き家を改修して地域の交流拠点にする | 空き家を活用した地域交流拠点等づくりに係る補助金 | 和歌山市 | 補助対象経費の2/3・上限300万円 | 耐震・空家対策課 073-435-1091 |
表のとおり、「純粋な建物の改修費」に最も近いのは国の制度、そして和歌山市の空き家活用系の制度です。市の観光課の制度では改修費はまかなえない、という前提で動くほうが遠回りになりません。
和歌山市の空き家改修補助金を拠点づくりに使う
この見出しの要点は、和歌山市で「改修費に2/3・上限300万円」という条件が確認できるのは空き家活用の制度だという点です。所管は観光課ではなく都市建設局 建築住宅部 耐震・空家対策課です。
空き家を活用した地域交流拠点等づくりに係る補助金(令和8年度)
和歌山市公式サイトによると、空き家を地域の交流拠点等として10年以上有効に活用する場合に改修経費の一部が補助されます。
- 補助額:補助対象経費の合計額の3分の2(上限300万円)
- 対象者:空き家の所有者又は正当な占有権原を有する者(市税滞納者、暴力団員等は対象外)
- 対象用途:高齢者世帯、子育て世帯等多世代の交流のための地域交流施設その他の地域のコミュニティの維持及び再生並びに地域の活性化に資する施設(宗教活動・選挙活動等は除外)
- 令和8年度の受付:一次募集 令和8年4月22日(水)〜5月22日(金)/二次募集 令和8年8月3日(月)〜8月31日(月) ※一次・二次とも受付終了(2026年10月4日時点)。申請は必ず事前相談のうえ、耐震・空家対策課(市役所本庁舎8階)へ持参
- 補助対象経費:台所・浴室・洗面所・便所の改修/給排水・電気・ガス設備の改修/屋根・外壁等の外装改修/壁紙の張替え等の内装改修/耐震改修/門・塀等の外構改修/家財の撤去・廃棄に要する経費
- 主な条件:交付決定後に着手し交付決定のあった日の属する年度内に完了すること、空き家の所在地の自治会の同意を得ていること、改修後10年以上交流拠点等として活用し毎年度末に市長へ報告すること
- 交付件数:審査により1件(予定)を上限に交付決定
- 窓口:都市建設局 建築住宅部 耐震・空家対策課 073-435-1091
- 和歌山市公式:空き家を活用した地域交流拠点等づくりに係る補助金
ここで注意が必要です。公式ページの対象用途に「宿泊施設」は明記されていません。ゲストハウスや民泊としての活用が対象になるかどうかは断定できませんので、計画段階で耐震・空家対策課に用途を具体的に伝えて可否を確認してください。また交付件数が年度あたり1件(予定)と少なく、審査で選ばれる前提の制度です。
まちなかの空き家を活用した学生専用シェアハウスの整備(令和8年度)
同じ耐震・空家対策課が所管する制度です。まちなかの空き家を改修して学生専用シェアハウスを整備し、継続的に管理運営する場合に改修経費の一部が補助されます。
- 補助額:補助対象経費の合計額の2/3(上限300万円、入居者専用個室1室当たりの限度額は150万円)
- 令和8年度の交付件数:2室分
- 補助対象者:セーフティネット住宅として登録した空き家を学生専用シェアハウスに改修し賃貸事業を行う者(入居者は月収158,000円を超えない単身の学生、家賃は1人月額30,000円以下、10年以上管理)
- 対象地域:紀の川以北を除く、和歌山市内5大学から半径1キロメートル以内のまちなか(本町・城北・大新・雄湊等)
- 応募受付期間:一次募集 令和8年4月22日(水)〜5月22日(金)/二次募集 令和8年8月3日(月)〜8月31日(月)必着 ※いずれも受付終了(2026年10月4日時点)
- 和歌山市公式:まちなかの空き家を活用した学生専用シェアハウスの整備
用途は学生向け住居なので観光施設とは異なりますが、「和歌山市のまちなかで遊休建物を直して使う」事業全体を考えるなら比較対象に入ります。宿泊事業として成り立たせにくい物件を学生住居に振り向ける、という判断もありえます。

国の制度を和歌山市の宿泊・観光施設で使う
この見出しの要点は、改修費の本体は国の制度で取りにいき、申請実務は和歌山市内の支援機関と進めるという役割分担です。
小規模事業者持続化補助金(一般型・通常枠 第20回)
小規模事業者が経営計画に基づいて行う販路開拓等の取組みに要する経費の一部を支援する国の制度です。和歌山市内の事業者の場合、商工会議所地区なら和歌山商工会議所、商工会地区なら最寄りの商工会が相談・支援計画の窓口になります。
公式サイトで確認できた第20回のスケジュールは次のとおりです。
- 公募申請受付開始:2026年11月5日(木)
- 公募申請受付締切:2026年12月15日(火)17:00
- 様式4(事業支援計画書)発行依頼期限:2026年12月4日(金)
- 公募要領:第8版(2026年7月21日公開)/見積書等提出期限:2028年2月29日(火)
- お問い合わせ:地域・所轄が不明な場合は商工会地区事務局 03-6634-9307(電子申請システムの操作に関する商工会地区窓口は03-6636-5569/受付9:00〜12:00・13:00〜17:00、土日祝を除く)。和歌山市内で商工会議所地区にあたる方は和歌山商工会議所(〒640-8567 和歌山市七番丁26-1 モンティグレ ダイワロイネットホテル和歌山2階/電話 073-422-1111)へ
- 小規模事業者持続化補助金【一般型・通常枠】公式サイト/和歌山県商工会連合会の案内
第20回公募要領(第8版・2026年7月21日公開)で確認できた条件は次のとおりです。
| 補助率 | 2/3(賃金引上げ特例のうち直近1期または直近1年間の課税所得がゼロ以下の赤字事業者は3/4) |
|---|---|
| 補助上限 | 50万円/インボイス特例+50万円、賃金引上げ特例+150万円、両特例を満たす場合+200万円 |
| 対象者(小規模事業者) | サービス業のうち宿泊業・娯楽業は常時使用する従業員20人以下/商業・サービス業(宿泊業・娯楽業を除く)は5人以下/製造業その他は20人以下 |
| 改修関係の対象経費例 | 店舗改装・バリアフリー化工事、利用客向けトイレの改装工事 |
| 改修関係の対象外経費 | 「建物の増築・増床」や小規模な建物の設置など「不動産の取得」に係る費用、販路開拓や業務効率化に結びつかない工事、住宅兼店舗の改装工事における住宅部分 |
| 補助事業実施期限 | 2028年3月31日(金) |
宿の改修で関係するのは次の2点です。住宅宿泊事業者(民泊)が改装を行う場合は、「住宅のうち事業の用に供する部分の面積」で按分した金額が対象になり、計算根拠となる平面図等の提出が必要です。また店舗改装で50万円(税抜き)以上の外注工事を行う場合は「処分制限財産」に該当し、一定期間は事務局の承認なく処分できません。
なお補助率・上限額・対象経費は回ごとに見直されます。申請時は第20回公募要領の原文(商工会地区/商工会議所地区に同一版が掲載)を必ずご確認ください。まとめサイトや代行業者の古い数字をそのまま信じるのは危険です。
実務上もっとも事故が起きやすいのは様式4の発行依頼期限です。締切の2026年12月15日まで時間があるように見えても、商工会議所・商工会に出してもらう様式4の依頼期限は12月4日。11月中に商工会議所へ相談のアポイントを取っておくのが安全です。
観光庁の宿泊施設向け支援
観光庁の宿泊施設への支援制度のページには、次の制度が掲載されています。
- 訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業費補助金(宿泊施設インバウンド対応支援事業):インバウンド対応及びバリアフリー化実施事業が対象。問い合わせは観光庁 観光産業課(03-5253-8111)。掲載されている公募は令和6年度までで、新年度の公募有無は同ページでご確認ください。
- 宿泊施設における感染症防止対策等への支援:各施設における事業費の1/2(上限500万円)。ただし同ページに「現在、申請は受け付けておりません。」と記載されています。
また省エネ改修の定番として宿泊施設サステナビリティ強化支援事業(地域における受入環境整備促進事業補助金)があります。令和7年度の公募要領で確認できた条件は次のとおりです。
- 補助率1/2・補助上限額1,000万円(令和7年度)
- 対象事業者:旅館業法第3条第1項の許可を受けた宿泊事業者(同一事業者からの4施設以上の申請は不可)
- 対象経費:省エネ型空調、省エネ型ボイラー・配管、二重サッシ、節水トイレ、照明機器などの入れ替え、太陽光発電・蓄電設備、温室効果ガス排出量計測システムの導入
- 対象外経費:交付決定前に発生した経費、躯体の新設工事、リース料等の経常的経費
- 採択の必須要件:宿泊業の高付加価値化のための経営ガイドラインに基づく登録制度の登録済み、または登録申請済みであること
- 令和7年度の受付期間:令和7年3月24日(月)10:00〜5月30日(金)17:00(終了)/令和7年度事務局 03-4214-0187
ここで挙げた数値はいずれも令和7年度の公募要領の値です。令和8年度(2026年度)の公募有無・内容は確認日時点で公表されていないため、補助率・上限額・公募期間は観光庁および当該年度の事務局が公表する公募要領でご確認ください。
和歌山県側の観光関連施策については和歌山県 地域振興部 観光局 観光振興課(073-441-2775)が窓口です。県が単年度で立ち上げる観光事業者向け補助金は同課のページに掲載されるため、改修と合わせて使える施策があるか、申請前に一度確認しておくとよいでしょう。
申請の流れと和歌山市の窓口・連絡先
この見出しの要点は、順番を間違えると補助対象外になるという点です。どの制度でも共通する流れは次のとおりです。
- 改修の目的を一つに絞る(省エネ/インバウンド対応/販路開拓に伴う改装/空き家活用)。目的が曖昧なまま相談すると制度選定が進みません。
- 窓口に事前相談。和歌山市の制度は所管課、国の制度は商工会議所・商工会や各事務局へ。
- 公募要領と様式を取得して読む。対象経費・対象外経費を自社の見積と突き合わせます。
- 見積書を取得。制度により複数社見積や相見積が必要です。
- 申請・審査。審査があるため採択は保証されません。
- 交付決定の通知を受けてから発注・着工。
- 事業実施、実績報告、補助金の請求・受領(原則として後払い)。
和歌山市の主な窓口
| 観光系の補助金 | 和歌山市 産業交流局 観光国際部 観光課/〒640-8511 和歌山市七番丁23番地/電話 073-435-1234/メール kanko@city.wakayama.lg.jp |
|---|---|
| 空き家活用の補助金 | 和歌山市 都市建設局 建築住宅部 耐震・空家対策課/電話 073-435-1091 |
| 国の補助金の相談 | 和歌山商工会議所(商工会議所地区)/〒640-8567 和歌山市七番丁26-1 モンティグレ ダイワロイネットホテル和歌山2階/電話 073-422-1111(受付 平日9:00〜17:30)/各商工会(商工会地区)は和歌山県商工会連合会 073-432-4661へ |
| 県の観光施策 | 和歌山県 地域振興部 観光局 観光振興課/〒640-8585 和歌山市小松原通一丁目1番地/電話 073-441-2775 |
よくある落とし穴
この見出しでは、和歌山市で観光・宿泊施設の改修を補助金で進めるときに実際につまずきやすい点を挙げます。
落とし穴1:市の観光補助金に改修費を混ぜて申請してしまう。稼げる観光コンテンツ創出支援事業は「施設の新設や改修を主たる目的とする事業」が対象外です。改修を柱にした計画書では要件に合いません。
落とし穴2:交付決定前に工事を発注する。多くの補助金では交付決定前に契約・着工した経費は対象外になります。工務店の都合で先に着工すると、全額自己負担になりかねません。
落とし穴3:様式4(事業支援計画書)の依頼が遅れる。持続化補助金第20回の申請締切は2026年12月15日17:00ですが、様式4の発行依頼期限は2026年12月4日です。ここを逃すと申請自体ができません。
落とし穴4:年度の募集が終わっているのに気づかない。和歌山市の令和8年度の稼げる観光コンテンツ創出支援事業は募集終了(受付は令和8年5月7日午後5時まで)、空き家を活用した地域交流拠点等づくりに係る補助金も一次募集(5月22日)・二次募集(8月31日)ともに受付終了です。翌年度の募集開始時期を逆算して、冬のうちに計画と見積をつくっておくのが有利です。
落とし穴5:古い数字をそのまま信じる。補助率・上限額・対象経費は年度ごと・回ごとに変わります。まとめサイトや代行業者の記事ではなく、必ず公募要領の原文を確認してください。

よくある質問
和歌山市に旅館・ホテルの客室改修に直接使える市独自の補助金はありますか
2026年10月4日時点で和歌山市の公式サイトを確認したかぎり、客室改修そのものを直接の目的として補助する和歌山市独自の制度は確認できませんでした。省エネ改修やインバウンド対応・バリアフリー化は国(観光庁)の制度、販路開拓に伴う改装は小規模事業者持続化補助金が検討の軸になります。最新の制度有無は和歌山市観光課(073-435-1234)にご確認ください。
和歌山市稼げる観光コンテンツ創出支援事業で施設のリニューアルはできますか
公式ページに「物品の購入及び施設の新設や改修を主たる目的とする事業」は補助対象外と記載されています。リニューアルを柱とした事業計画では要件を満たしません。新しい観光コンテンツの立ち上げが主目的である場合に、どの経費が対象になるかは年度の募集要項と観光課への事前相談でご確認ください。
ゲストハウスを空き家改修の補助金で整備できますか
和歌山市の「空き家を活用した地域交流拠点等づくりに係る補助金」の対象用途は、地域交流施設その他の地域のコミュニティの維持及び再生並びに地域の活性化に資する施設とされており、宿泊施設は明記されていません。可否は断定できないため、計画内容を具体的にして耐震・空家対策課(073-435-1091)に事前相談してください。補助額は補助対象経費の2/3(上限300万円)、令和8年度の交付件数は審査により1件(予定)が上限です。
補助金は工事費を立て替えなくても受け取れますか
多くの補助金は交付決定後に事業を実施し、実績報告を経てから支払われる後払いです。工事代金はいったん事業者が支払う前提になります。資金繰りについては、取引金融機関や和歌山商工会議所・商工会の経営相談窓口にあわせて相談するのが現実的です。
来年度に向けて今からできる準備はありますか
改修の目的を一つに絞り、概算見積と改修後の収支見通しを紙にしておくことです。公募期間は1〜2か月と短く、着手が遅れると書類が間に合いません。あわせて和歌山商工会議所・各商工会への相談を済ませておくと、公募開始後の動きが速くなります。
和歌山市には「観光施設・宿泊施設の改修専用」の市独自補助金は確認できません。市の稼げる観光コンテンツ創出支援事業は改修を主目的とする事業を対象外としています。改修費は国の制度(省エネ/インバウンド対応/販路開拓に伴う改装)と、和歌山市の空き家活用の制度(2/3・上限300万円)に振り分けて狙うのが現実的です。いずれも審査があり、交付決定前の着工は対象外。まずは改修の目的を一つに絞り、観光課(073-435-1234)・耐震・空家対策課(073-435-1091)・和歌山商工会議所のいずれかへ事前相談してください。
この記事は2026年10月4日時点の公式情報に基づきます。補助率・上限額・締切・窓口は変更される場合がありますので、申請前に必ず各制度の公募要領と公式ページの最新情報をご確認ください。
